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【基礎工事がやたら早いハウスメーカーにご注意!】長寿命で耐久性の高い住宅基礎 5つのポイント

【基礎工事がやたら早いハウスメーカーにご注意!】長寿命で耐久性の高い住宅基礎 5つのポイント

※サイト内の文章及び写真や図について、現場により仕様が異なることがございます

何事も「基礎が大事」とはよく言いますが、

住宅づくりにおいても基礎は要になります

地震大国ニッポンで、基礎を疎かにするのは死活問題

耐久性の高い基礎の造り方をしっかり勉強して、

頑丈で安心な、長持ちする家を手に入れましょう

30歳で死んでしまう日本の住宅

日本の一般的な住宅の寿命は30年とされています。では、諸外国はどうでしょう?アメリカは60年。ドイツは80年。イギリスは100年。どの国においても、寿命は日本の2〜3倍長くなっています。

日本の住宅寿命が短い主原因の1つに基礎の構造があります。不思議なことに、一般的な住宅の基礎はおよそ30年で寿命となるような設計および施工がなされています。住宅ローンは35年なのに困ったものですね。

どんなに断熱やデザインなどで家づくりにこだわっていても、「家を支える基礎」がしっかりとしていないと、まさに「砂上の楼閣」です。

ウェルネストホームの基礎にかけるこだわりは格別です。力強く、そして長持ちさせるために様々な工夫を凝らしています。

あえて断言させていただきます。基礎は出来るだけ長持ちするように、そして力強い方が良いです。それは基礎が後で作り直すのが非常に難しい部位だからです。もし、住宅を長持ちさせたいと考えた場合、基礎の設計時に抑えるべきポイントがいくつかあるのでご紹介します。

基礎の寿命を左右するのは、鉄筋

少し技術的なお話となりますが、住宅の基礎はコンクリートと鉄筋で造られています。

コンクリートは古くは古代ローマ時代よりパンテオン神殿などに使われています。当時のコンクリート建築が現代にも存在するということは、コンクリートが半永久的に保つ素材だという証明です。一方、鉄筋は錆びてしまうため、耐久性は保存状態によって変化します。

つまり、鉄筋コンクリートの寿命とは「鉄筋が錆びるまでの期間」ということになります。

コンクリートはアルカリ性なので、コンクリートが中性化するまでは中の鉄筋は錆びません。ということで、コンクリートの中性化領域が鉄筋に到達し、約20%が腐食した状態が鉄筋コンクリートの寿命と考えられています。

基礎の寿命をのばす5つのポイント

鉄筋をさびにくくするポイントは、主に以下の5つです。

  • 密度を高める
  • 厚みを増す
  • 正しく施工する
  • 正しく養生する
  • 基礎の表面をコーティングする

ウェルネストホームではこの5つ全てにひと手間かける事で、基礎の寿命を飛躍的に高めています。それぞれの詳細をご紹介します。

基礎の寿命をのばすポイント①「密度を高める」

コンクリートは、骨材同士をセメントペーストで結合したものです。従って、コンクリートの強度はセメントペーストの接着力、つまり水セメント比(水とセメントの割合)によって決まります。水セメント比が小さいほど(セメント割合の多いほど)、高濃度のセメントとなり、コンクリート強度は大きくなります。

一般的な戸建て住宅では、耐久設計基準強度は18N/mm2、つまり基礎仕様からして設計時点で30年建て替えを想定したものとなっています。つまり、30年で建て替えられているのは、そもそも設計者が耐久性は30年で設計していることが影響していたのです。

ウェルネストホームでは設計基準強度30N/mm2※、水セメント比50%未満の長期耐久用のコンクリートを標準で使用しています。

強度30N/mm2とは、1mm×1mmの面積で3kgの力に耐えられるという意味です。1m×1mの面積で3000トンの力に耐えることができます。実際は安全率をみてこの1/3が許容圧縮強度となりますが、1m2で1000トンにも耐えられる強度です。モノでいえば高層ビルの柱を造るレベルで住宅の基礎を作っています。

なお、コンクリートの強度性能は一般に次のとおりです。ご覧のとおり、圧縮強度を基準として決るため、圧縮強度がコンクリート強度として認識されています。

圧縮強度:設計基準強度(N/mm2) 引張り強度:圧縮強度の1/10~1/13 曲げ強度:圧縮強度の1/5~1/7 せん断強度:圧縮強度の1/4~1/6

ちなみに、かなり専門的になりますが、コンクリート強度には、「呼び強度」と「設計基準強度」の2種類があります。

コンクリートは生成したての状態ではドロドロです。その後、基礎の型枠に打設し、水和反応(コンクリートと水が化学変化を起こして硬化)によって時間の経過とともに堅くなることで立派なコンクリートになります。

そのため、コンクリートの強度と言っても、どの時点での強度を指すのかが不明確です。そこで建築業界では、コンクリートが打ち込まれてから28日経過した時の強度を「呼び強度」と定義しています。

そして、設計をするうえで確実に必要な強度である設計基準強度は、安全率をかけて「呼び強度-3」で設計します。(日本建築学会基準書)

※コンクリートプラントと現場との位置関係や季節、施工地域などの複合変動要因によっては、設計基準強度24又は27N/mm2となる場合があります。

基礎の寿命をのばすポイント②「厚みを増す」

基礎の耐久性はコンクリートのかぶり厚が大きく影響します。

かぶり厚とは鉄筋表面とコンクリート表面との最短距離であり、かぶり厚が厚いほど、コンクリートの中性化の影響を受けにくくなります。

下記は鉄筋の腐食確率のイメージグラフです。

赤い部分が鉄筋の腐食の確立があるゾーンです。この鉄筋の腐食可能性のある面積を減らす為にはY軸である鉄筋の「かぶり厚」を増やす、又は中世加速度を遅らせる必要があります。つまり、かぶり厚を増やすことは、基礎を長持ちさせるうえで非常に有効な方法と言えます。

また、コンクリートが割れるなどのリスクも、かぶり厚が厚いほど低くなります。そして万が一基礎が損傷した場合も、かぶり厚が大きいほどに補修しやすくなります。

ということで、かぶり厚を大きくすることは、基礎の耐久性に大きく影響するポイントとなります。

ウェルネストホームでは、基礎立上り17cmで鉄筋のかぶり厚最薄部を標準+1cmの4cm以上(平均5〜6cm)、底盤20cmと一般的な住宅よりも大幅にぶ厚くしています。

基礎の寿命をのばすポイント③「正しく施工する」

コンクリート中の空気量が多くなるほど基礎の強度は低下します。従って、施工においてコンクリート中の空気量をできるだけ少なくなるようバイブレータで入念に締固めを行うことが重要です。

そして、コンクリートは強度が上がるほど、施工難易度が上がります。特に強度の高いコンクリートはバイブレータをしっかりかけないと空洞が出来やすく、現場の施工能力が低いとジャンカ(空洞)が増えて、強度が低下してしまいます。

また、打設した時期の外気温も基礎の強度には大きく影響を及ぼします。セメントの水和反応は温度が高いほど活発となり、-10℃で水和反応が停止してしまいます。従って、温度が高いほ どコンクリート強度は大きくなります。(85℃以上となると結晶が粗くなるため強度が著しく低下するため高すぎるのもNG)

そのため、打設した時期によって呼び強度から補正値を差っ引いた値を設計強度とします。なお、夏は温度が高いのですが水分も蒸発しやすいために、逆に乾燥しすぎるので、最も厳しい補正係数は6N/mm2となっています。

ウェルネストホームでは、呼び強度の高い施行難易度の高いコンクリートを使っていますが、腕の良い基礎職人たちが丁寧に造り上げているので安心です。

基礎の寿命をのばすポイント④「正しく養生する」

コンクリート強度は、水とセメントの水和反応によって時間をかけて発現します。水が供給され続けば水和反応は進行し、時間経過とともに強度は増大していきます。 しかし、 コンクリート中の水が乾燥で失われてしまうと水和反応は停止するため、基礎から水分が蒸発しないように保護をする「湿潤養生」という作業が必要になります。 基礎は乾かしてしまうと強度が低下しますので乾燥はNGです。そして、温度が低くても強度が低下しますので保温が必須です。 そのため、コンクリート打設後の断熱と湿潤状態を保つための「湿潤養生期間」と「湿潤養生方法」が基礎の耐久性を決める重要なポイントとなります。 特に打設後の7日間が最も強度形成される速度が速い期間ですので、7日間の湿潤養生期間の管理方法が最重要となります。 ウェルネストホームでは、夏期は常に水を散水して基礎を水没させる、「湛水養生」という基礎養生を行い、コンクリートの水和反応を促進させています。

また、水和反応が十分に進んでいない初期のコンクリートは強度が非常に貧弱です。この初期の貧弱なコンクリートに木工事などで荷重をかけてしまうと、強度が十分に出ていない為に内部が損傷してしまい、基礎の強度が著しく低下してしまいます。 そのため、特に打設後最低でも、試験サンプルを破壊して設計基準強度の85%(公共建築工事標準仕様書より)を超えるまでは基礎に荷重をかけずに安静にしておく必要があります。いつまで安静にしておく必要があるかは、コンクリート強度の確認方法は打設時に作成した円筒形のコンクリート試験体をX日後※に破壊することで確認します。 ※現場の基礎コンクリートは気温や乾湿などの養生条件の影響を受けるため設計基準強度の85%を超えた強度が確保されるであろうX日は現場により異なります。 ところが、コストダウン手法として手間と工期を圧縮させる家づくりでは、基礎打設後翌日には湿潤養生もせずに空中にさらし、最低養生期間もおかずにわずか数日で木工事を進めてしまうケースが多く見受けらえます。それでは基礎の耐久性は本来の4割も出ません。まさに30年持たない家を造る愚行と言えます。(おそらくコンクリートがどのようにして固まるか、さらには基礎の耐久性の原理原則すら知らないのでしょう・・・) 大手ハウスメーカーはちゃんと養生期間を置いて基礎を作っていますので、基礎の養生期間を見ると、一発でそのハウスメーカーの品質管理レベルが分かります。 ウェルネストホームの基礎工事のデメリットは、養生期間を長くかけるので、他社よりもどうしても工期が長くなります。(ここは短工期で端折っては絶対にダメなところなので手を抜けません!)

基礎の寿命をのばすポイント⑤「基礎の表面をコーティングする」

コンクリートのアルカリ成分は、空気中の炭酸ガス等の作用により絶えず浸食されています。侵食を防ぐためには、「浸透性無機質反応型改良剤」というコンクリート専用の特殊コーティング剤で形成された改質層を形成するという対策が有効です。 この方法により、中性化現象の要因である水、炭酸ガス、酸化性ガス等の進入を防ぐことができ、基礎の劣化を長期的に抑制することが可能となるのです。 内部の水分も漏れにくくなるため、打設後の数年における水和反応を向上させる効果も期待できるという嬉しいおまけ付きです。

また、型枠解体後に液体ガラスでコーティングを行うことも基礎の寿命を伸ばすうえで重要となります。 この液体ガラスは長期耐久性が必要な高速道路や高架橋、塩害の激しいテトラポット等に採用されているコンクリート保護のための特殊技術です。

基礎づくりは時間をかけて大切に

いかがでしたでしょうか? ウェルネストホームでは、基礎コンクリートの耐久性を伸ばすため以下の5つのこだわりを、地域ごとに最適化して標準仕様としています。 ①密度を高める ②厚みを増す ③正しく施工 ④正しく養生 ⑤基礎の表面をコーティング それぞれが単体で100年基礎となる仕様ですので、保険に保険を重ねた仕様となっています。①の季節補正が−6の時期だからといって必ず品質が下がるわけではありません。また設計基準としては外気温で一律に温度補正値をザックリかけてしまうので、設計基準強度は27となってしまいますが、①の温度補正が−6になる理由は夏季は過乾燥による水分の蒸発、冬季は低温による水和反応の遅延なので、夏季には散水による湿潤養生、冬季には保温養生や地域によってはヒーター加熱等、時期に適した養生管理を徹底することで、ルール上は設計基準強度27となりますが、実質的には設計基準強度30と同様の性能となるようにコンクリートの品質向上に細心の注意を払います。 上記の5つのうち地域特性ごとに複数要素、又は全てを実行する。つまりひと手間もふた手間かける事で、基礎の寿命は飛躍的に伸びます。 基礎は住宅の要です。皆さまの幸せを支える基礎を、しっかり時間をかけて大事に造りますので、ぜひご信頼いただければと思います。

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